FXマーケット斜め読み!

先週、米ドル円相場を押し上げたトランプ政権の大規模な減税案は財政赤字の拡大につながるとの懸念を生み出し、28日のNY市場で米ドル円は112円前半まで下落。しかし取引が東京に移ると月の最終営業日ということで実需の買いに支えられ再び112円半ばに。夕方には112円後半まで値を伸ばしました。

週が明けて10月2日の月曜日も日経平均株価の上昇によるリスクオンの円売りで米ドル円は113円目前まで上昇。欧州市場では一時113.02円をつけたあと112.75円まで下落したものの、続くNY市場では米ISM製造業景況指数が13年ぶりの高水準となったことで112.94円まで上昇しました。

明けて3日の東京でも日経平均株価の上げ幅拡大などを材料に米ドル円は113.17円まで上昇。しかし取引が欧州に移ると利益確定の売りで112.93円まで下落しました。

NY市場ではいったん113円を回復しましたが、ムニューシン米財務長官が次期FRB議長としてハト派と言われるパウエルFRB理事を支持していると報じられたことでドルが売られ、再び112円後半での取引となりました。

4日水曜日の東京では日経平均株価が連日の高値更新となったにも関わらず米長期金利が低下したことに伴い米ドル円は112円半ばで伸び悩み。続く欧州では欧州株の下落、米長期金利の低下による円買いで112.32円まで下落しました。

続くNYではADP雇用統計がハリケーンの影響で不調だったものの、その後に発表された米ISM非製造業景況指数が12年ぶりの高水準に達したため、年内追加利上げ観測が再び強まり米ドル円は112.94円まで上昇。明けて5日の東京でも112.85円付近での取引となっています(10/5 9時30分現在)。

4日にはイエレン米FRB議長による講演もありましたが、金融政策や景気の見通しについて触れなかったため相場への影響は限定的でした。

今夜は雇用統計。ADP雇用統計同様、多少数字が悪くても「ハリケーンの影響は想定内」ということになるのかも知れません。逆に予想を多少でも上回れば年内利上げ観測がいっそう高まることも想像できます。発表は今夜21時30分。絶対注目です