FXマーケット斜め読み!

先週金曜日の米ドル円は日経平均株価が2万1,000円を回復したことでリスクオンの円売りが続き午前中に112.31円まで上昇。ただし午後は安倍内閣の不支持率が高まったことで政権運営に対する不安感が広がり112円割れしました。

そのあと欧州市場では米ボストン連銀総裁のタカ派発言を受けて米ドル円は112.24円まで上昇。しかし続くNY市場では米9月消費者物価指数や小売売上高が予想を下回ったことで年内追加利上げ観測が後退し、再び112円を割り込みました。

週明け16日の米ドル円は111円台後半での小動き。日経平均は10連騰となりましたが、欧州時間になっても111円後半のまま伸びませんでした。

そのあとNY市場ではNY連銀製造業景気指数が好調だったことを受けて米ドル円は一時112.29円まで上昇。ただし東京では日経平均がまたもや高値を更新したことも追い風とはならず米ドル円は112円前半のまま。欧州でも目立った動きはありませんでした。

その後のNY市場では次期米FRB議長としてタカ派のテイラー氏が有力との報道を受けて米ドル円は一時112.48円まで上昇。しかし米長期金利が低調だったことで米ドル円も伸び悩み、日経平均が12連騰となったこともさほど後押しとはならず、午後になっても112円前半のままでした。

しかし取引が欧州に移ると米長期金利の上昇と欧州株高を材料に米ドル円は112.77円まで上昇。さらにNYではベージュブックで米全地区の経済が緩やかな成長を見せていることが明らかになり、年内利上げ観測からドルが買われて一時113.05円まで上昇。明けて東京でも113円ちょうど付近での値動きとなっています(10/19 9時15分現在)。

NYダウが史上最高値を更新し、日経平均が歴代3位タイの12連騰を記録したにも関わらず、いまひとつ抜け出せない米ドル円にもどかしさを感じている方も多いのではないでしょうか。

22日の日曜日は衆議院議員総選挙の投票日。市場の注目は「アベノミクス政策が続くか」といったところですが、間際になって日経平均が連騰を続けたわりには米ドル円が伸びてこないのもFX投資家にとっては分析に悩むところですね。

総選挙については台風接近による悪天候の影響で投票率が低下することや、地域によっては投票日が繰り上げられる可能性も取りざたされています。この週末は入念なポジション点検に時間を充てるのが良さそうです。