FXマーケット斜め読み!

先週11月3日(金・祝)に発表された米10月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比で【+26.1】万人と事前予想を下回りました。

平均時給も低調だったことから一時ドル売りが強まったものの、失業率が2000年12月以来の水準まで改善したことや、そのあと発表された10月ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことで米ドル円は反発。114.20円でNYでの取引を終えました。

週明け6日の東京市場では株高継続への期待に反して日経平均株価が不安定な値動き。一時114円後半まで上昇した米ドル円も午後には114.30円付近に。続く欧州市場では欧州株の全面安も影響して114円を割り込みました。

NY市場でも米長期金利の低下を受けて米ドル円は113.70円まで下落。明けて7日の東京では日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新したにも関わらず、東京時間では114円に届きませんでした。

それでも欧州市場では米長期金利の上昇に伴って米ドル円は一時114.34円まで上昇。しかしNYでは114円ちょうど付近で取引を終えたあと、東京では日経平均株価の軟調ぶりを警戒しつつ113.80円付近での値動きでした。

欧州市場では米税制改革の実施先送りが検討されているという報道を受けて米ドル円は113.52円まで下落。続くNY市場では113.42円まで下げましたが、米上院が税制改革法案を9日に公表することが明らかになるとドルが買われて113.90円まで反発。9日朝の東京市場では再び一時114円を回復しています(9時30分現在)。

日経平均株価は今週も高値を更新しましたが、相変わらずいまひとつ乗り切れない米ドル円です。米税制改革は「年内に実現するかどうか」に注目が集まっています。追加利上げも同じく「年内」が焦点ですから「12月をどう迎えるか」が私たち個人投資家にとっても勝負の分かれ目になってきそうですね。

11月3日(金)に発表された米国10月雇用統計の結果と過去半年分の数字は以下のとおりです。

【非農業部門雇用者数変化】

非農業部門事業所の給与台帳を基に集計された、雇用者数の増減。経営者や自営業者は含まれません。

2017年4月 ~ 2017年10月の推移(前月比 単位:万人)

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
事前予想 +19.0 +18.5 +17.7 +18.0 +18.0 +8.5 +31.0
結果 +21.1 +13.8 +22.2 +20.9 +15.6 -3.3 +26.1

【失業率】

失業者数÷労働力人口×100で求められたもの。対象は16歳以上。軍隊従事者や刑務所服役者、労働意志のない者は除きます。

2017年4月 ~ 2017年10月の推移(単位:%)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
4.4 4.3 4.4 4.3 4.4 4.2 4.1