FXマーケット斜め読み!

先週木曜夜のNY市場では、米上院が発表した税制改革法案の中で法人税減税が2017年に先送りになる旨が盛り込まれていること明らかになり、米ドル円は一時113.09円まで下落しました。

それでも113円半ば近くまで回復してNYでの取引を終えた後、東京では日経平均が下げたものの日銀によるETF買いへの期待から米ドル円は底堅い値動き。そのあとの欧州市場では米長期金利の上昇を受けて一時113.64円まで上昇しました。

週明け13日の東京市場。この日も日経平均が下げ幅を広げる中、午前中なんとか113円半ば以上を維持していた米ドル円も午後になると113.40円まで下落。続く欧州市場でも欧州株安と米長期金利の下落が重なって113.27円まで下落しました。

取引がNYに移ると今度は米株の上昇、米長期金利も一転上昇したことで米ドル円も113.67円まで上昇。明けて14日の東京では日経平均が大引け間際に下げましたが、米ドル円は113.60円台のまま。さらに欧州市場ではユーロ円の上昇につられる格好で一時113.91円まで上昇しました。

NY市場でもなんとか113円半ば近くを維持していた米ドル円でしたが、15日の東京では日経平均が寄り付きから大きく下げたことや米長期金利の低下を受けてドルが売られ、夕方には113円割れ。

欧州市場でいったん113円を回復したあとも欧州株安、米長期金利の低下によって一時112.65円まで下落してしまいました。

さらにNYではジンバブエのクーデターを受けてリスクオフの円買いが進み米ドル円は一時112.48円まで下落。しかし米10月消費者物価指数コア指数が市場予想を上回ったことで、今度はドルが買われて一時113.20円まで反発しました。

結局112.85円でNYでの取引を終えたあと、16日の東京では日経平均の上昇を好感したリスクオンの円売りによって米ドル円は一時再び113円に。午前10時30分現在は112.95円付近での取引となっています。

きょう(16日午前10時30分時点)もそうであるように、株が上がってもそれほど円安は進まず。逆に株が下げても米ドル円は意外に底堅いなど、どうもここ最近は米ドル円と日本株の連動性が弱まっている気がします。

それに対して米長期金利の動きには素直に連動している印象。直近ではこちらの方がヒントになりやすいとも言えます。

他にこれといった材料がないとはいえ、日本株の動きがチャンスのサインになりきらないのは歯がゆいところですね。12月が近づいてきます。ここは目先だけでなく、中長期の戦略作りに時間を取っても良さそうです。