FXマーケット斜め読み!

日本時間の先週木曜夜、米税制改革案の下院通過を好感し米株が上昇。米長期金利も上昇したことで米ドル円は一時112.74円まで上昇。明けて17日の東京でも日経平均株価が上昇したことで113円を回復しましたが、その後は112.60円付近での推移となりました。

欧州でも112円半ばの取引が続いたあと、NYでは下院を通過した米税制改革案の上院通過が難しいのではないかという見方からドルが売られて米ドル円は一時112円割れ。週明けの東京では112円ちょうど付近でこう着状態が続いたものの、欧州では米長期金利の上昇を受けて112.27円まで回復しました。

その後のNY市場では、米長期金利がさらに上昇したことで米ドル円は一時112.72円まで上昇。21日は東京も欧州も112円半ばを挟んでの値動きとなったあとNYではいったん下げたものの、好調だった中古住宅販売件数を受けて112円半ばを回復しました。

22日水曜日の東京市場は勤労感謝の日を控えて調整のドル売りが目立ち、米ドル円は112円をなんとか維持しているといった状況。感謝祭を控えた米国ではFOMC議事録がハト派的な内容だったことで米長期金利が低下。米ドル円も一時111.14円まで下落しました。

さらに日本が休日で取引の薄い23日の日中に111円ちょうど付近まで下落してしまった米ドル円は、欧州市場でやや盛り返したものの続くNYでも111円前半のまま。明けて24日の東京では111.30円付近での取引となっています(AM9:30現在)。

米ドル円は相変わらず米長期金利の値動きに同調しやすい傾向です。これまでのように株が上がったら素直に米ドル円も、という反応ではなく、米長期金利の顔色をうかがいながら動く印象です。

一方、米FRBによる「追加利上げ」はやはり戦略を練る上で本命の材料です。いよいよ注目の12月が近づいており、各指標や要人発言によって動く「利上げ期待」で小さなチャンスを拾いつつ「その時」でさらに大きなチャンスをつかむのが理想ですね。

次回の米雇用統計は第2金曜日である12月8日(金)。まだ日がありますので、2017年の総決算として戦略を点検しておきましょう。