FXマーケット斜め読み!

先週金曜日19日の米ドル円は111円付近で動きの乏しい展開。日経平均が一時2万4,000円に乗せたものの後場になって下げたことと、米政府機関の一部閉鎖への懸念から結局ドル買いは控えられ、続く欧州でも110円半ばから後半での取引となりました。

週明けの東京では日経平均がプラスに転じたものの米長期金利が低下したことで結果的に米ドル円は110円後半のまま。欧州でも110.70円付近でのもみあいとなりました。

NYでは米政府機関の閉鎖終了見込みが強まり、安心感からのドル買いが進行すると米ドル円は一時111.22円まで上昇。ただし翌23日の東京では111円付近でのもみあいが続いて111円に定着することはできず。続く欧州では日銀が緩和継続を決定したもののさほど円売りは進まず、110.38円まで下落しました。

そのあとのNYでは米リッチモンド連銀製造業指数が振るわなかったことで米ドル円は110.25円まで下落。さらに明けて24日の東京では欧州中央銀行(ECB)による緩和縮小が意識され、ユーロ高の影響でドルが押し下げられて米ドル円は110円を割り込んでしまいました。

続く欧州では米ムニューシン財務長官のドル安容認とも取れる発言を受けてドルが売られ、米ドル円は109.39円まで下落。さらにその後のNYでは米中古住宅販売件数が市場予想を下回ったこともあってドル売りに拍車がかかり、米ドル円は一時108.97円まで下落してしまいました。

それでもなんとか109.22円まで持ち直してNYをひけたあと、25日の東京では109.38円付近での取引となっています(AM9:30現在)。

結果的にはこの1週間でジリジリと2円ほど下げた米ドル円でした。日銀黒田総裁が金融緩和からの出口検討を否定した発言をしたものの、それを受けての円売りは一時的なものに過ぎなかったなど、米ドル円はポジティブ要因への反応が鈍くなっている印象です。

そんな中、来週は早くも米1月雇用統計。日米の金融政策の違いを際立たせる「利上げ」につながるような強い数字は示されるでしょうか。来週はそのほかにも米の重要指標が続きます。お見逃しなく!