FXマーケット斜め読み!

先週3月2日の金曜日、東京市場の午前中に106円を割り込んだ米ドル円は、午後になると日銀黒田総裁が緩和政策の「出口」に言及したことでさらに円が買われ、続く欧州市場では105.28円まで下落。それでも次のNY市場では105.70円まで戻して週の取引を終えました。

週明けの東京では日本株が振るわなかったもののさほど円買いは進まず、欧州市場でも米ドル円は105.60円前後の取引。続くNY市場で米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことや米長期金利が上昇したことでドルが買われ、一時106.24円まで上昇しました。

明けて6日の東京でも日経平均が堅調だったことなどから米ドル円は一時106円半ばまで上昇。欧州市場でいったん106円を割り込みましたが、その後106.44円まで上昇しました。

しかし次のNY市場では米の鉄鋼・アルミニウムの輸入関税計画をめぐる混乱への懸念からリスクオフの円買いが進んで米ドル円は一気に106円割れ。明けて7日の東京では105円台では押し目買いに支えられるものの、106円に乗っては下押しされる展開。

続く欧州でも米国の保護主義的政策への懸念から欧州株が下げたことで米ドル円は上値の重い展開。しかし続くNYで米ADP雇用統計やベージュブックで米経済の成長継続が確認されると再びドルが買われ、米ドル円は106.22円まで上昇。明けて8日の東京でも106.10円付近での取引となっています(AM9:30現在)。

米の輸入関税をめぐる懸念から揺れた今週の米ドル円でしたが、米ISM非製造業景況指数やADP雇用統計、ベージュブックといった注目指標が好調だったこともあり、今夜の雇用統計次第では「3月利上げ」そして今年の利上げ回数について「4回」という線が現実味を増してきます。

さらに米朝関係が改善すればもちろん為替市場にとって好材料になることは間違いありません。ともあれまずは今夜の雇用統計に注目。発表は22時30分です!