FXマーケット斜め読み!

先週16日の金曜日、東京市場で106円ちょうどあたりで推移した米ドル円は、欧州市場に移るとトランプ米政権が経済・外交で強硬路線に傾くのではないかとの警戒感からリスクオフの円買いが広がり、105.60円まで下落しました。

週明け19日の東京市場は20-21日にFOMCを控えて105.70円付近でこう着状態。それでも欧州市場ではポンド円の上昇に引っ張られる形で106.21円まで上昇しました。

続くNY市場では一時106円割れした米ドル円でしたが、明けて20日の東京市場で106.30円まで回復。続いて欧州市場でも106.54円まで上昇しました。

21日は祝日で東京が休場。取引が薄いなか、FOMCの結果を待ってますます様子見ムード。とは言え大方が米FRBによる金利引き上げを見込んでいることもあって106円半ばで底堅い動きが続き、次の欧州でも106.36円で取引を終えました。

すると米FRBはFOMCで市場の予想通り政策金利の0.25%引き上げを決定。米ドル円は106.64円まで上昇しましたが、FOMC声明で経済活動についての判断が下方修正されたため105.88円まで下落。22日の東京でも105.70円付近での取引となっています(AM9:30現在)。

FOMCは全会一致で利上げを決定。さらに2018年の金利見通しで「4回利上げ」の可能性を示唆したものの「3回以下が適切」と予測するメンバーの方が多いと見られており、「思ったほどタカ派ではなかった」と受け止められたことで米ドル円はスパッと上値を抜けきることができない状況です。

一大イベントを終え、次の材料は、国内では森友問題、米ではトランプ大統領の通商・外交政策といったところでしょうか。さらに日本は来週が年度末ということで、レパトリの動きにも注意が必要ですね。